西麻布 オーベルジュ・ド・リル・トウキョウで優雅なランチ
2008年 12月 12日
フランスのアルザス地方でミシュラン三ッ星を40年以上獲得している「オーベルジュ・ド・リル」の東京店で、ひらまつグループがプロデュースしているフレンチのお店。
(既に1号店は名古屋に出店しているみたい)

六本木通りから一本入ったところにある英国ジョージアン王朝形式でまとめられた、誰もが目を奪われてしまう素晴らしい~白亜の洋館です。
メニューの表紙は、アルザスの美しい景色を・・・・・平松氏自らデッサンしたものだとか。
そう言えば、トシヨロイヅカと川島なお美が婚約を交わしたのもこのアルザスの「オーベルジュ・ド・リル」だそうですが、どうでもよいけどまだあの二人結婚してませんよネ?

メインダイニングは、一階と地下1階の2層吹き抜けの空間で・・・・・・
高い天井、左右に分かれた螺旋階段、豪華なシャンデリア、真っ白な壁には素晴らしい絵画の数々が飾られ~華麗なる空間でした。
私の頭の中のBGMは~完全にウィンナーワルツが流れています♪♪

アミューズはチーズ風味のグジュール、まんなかのグラスの中には、お洒落な豚の脂身のキューブ仕立てが入っていました。
↑ パンはそば粉が入ったものでエシレの無塩バターと海塩バターの2種類で・・・・こちらのパンは海塩バターと好相性で美味しい。

2品めのアミューズは、パルメザンチーズのフランローズマリーの香り
パルメザンチーズのムースに生ハムが味のポイントになっていて、クリーミィで優しいチーズの風味が堪能できました。

前菜はラングスティーヌとイカのクロックムッシュ、アヴォガドディップ添え

メインは孔牛フィレ肉のポワレと茸の焼きリゾットソースブランケット
お肉か魚料理がチョイスできます。
素晴らしい焼き加減のお肉の上には、フォフグラが乗っており・・・・・絶妙な相性の良さ。
あっさりとした軽やかなソースは、主役のお肉の旨味を際立たせた~計算づくされた美味しい一皿。

お口直しは、パイナップルのアイスと
ココナッツミルクのムース

デザートは秋の果実のシュトゥルーデル・ヨーグルトとりんごのソルベ
バイ生地の中には、リンゴやいろんな木の実が入っていて、ヨーグルト風味のソルベと相性の良い素朴さを感じるスィーツ。
仏のアルザスと言えば、スイスやドイツに接する地域なので・・・・・・パリの洗練されたデザートと言うよりは、ドイツ文化圏の影響が強いのでしょうネ。

コーヒー

プティ・フール
華麗なるランチの終宴です。。。。。
現地の本店のレシピを忠実に再現しているそうですが、このゴージャスで優美な雰囲気と、アルザスの軽やかで優しいお味のフレンチはちょっとミスマッチな感じもしますが?
個人的には軽やかで繊細さの感じるフレンチは好みなので、とても楽しめました。。。。。
ちょっと残念だったのは~似たような料理やお味が重なったこと。
非日常的空間に包まれて、誰もが王子様とお姫様気分で、記念日やデートにと華やいだ気分を演出したいときには~最高のお店だと思います(^^)
六本木 菱沼で和食ランチ
2008年 12月 01日

今年も2009年度f版のミシュラン星付きのお店が発表されましたが、昨年と比較すると~2度目ということもあり、盛り上がりに欠けるような気がしますネ。
こちらのお店は、昨年に続き2つ☆を獲得。。。。。
9月末にランチで訪問したのですが、さぞや満席かと思ったら・・・・・・その日は、私たちも入れて2組みに、予約なしで入ってきたお客さんが一人という寂しい雰囲気でした。
こちらのご主人は、時々TVの料理番組なんかにも出演していた有名な人で、舘ひろし→元NHKキャスターの宮川俊二→菱沼のご主人とそっくりさんの構図ができそうな~シブ系のお顔。

貝の煮物
中から身を取りだすのが結構大変だったけど、よく味がしみていて美味しい。

ゴマ豆腐
とってもあっさり系でした・・・・・・・

冬瓜のお吸い物
柚子の香りがほんのりする~あっさりとしたお味で、冬瓜と黄色い食用菊が入っていて、季節感のあるお吸い物。

マグロのお刺身
マグロだけだっので、できれば白身の魚か海老など・・・もう一種類くらい欲しかったかも~

海老しんじょう
蒸したものだと思いますが、フワっとした柔らかい食感で・・・あっさりしているけど美味しい。

さわらの西京焼き
大きな食べ応えのある切り身なのですが、焼き過ぎなのか、私が家でよく焼くような~ぱさつきが気になりました。

まださわらの西京焼きを食べているのに、早々にご飯とみそ汁が出てきました。。。。。
酒豪の友人は、ビールをもう一杯お代わりしていたのに・・・・・彼女が料理を食べようが食べまいが、おかまいなしにどんどん出てくる状態。
まるで旅館の朝ご飯のように~テーブルにはたくさんの御馳走が並んでいます(苦笑)
どうやら~このお店は、お客さんの食べるペースに合わせるのではなく、ご主人の菱沼さんが作る早さに合わせて、料理が出てくる感じ。

デザートはピオーネと山ぶどう
珍しい山ぶどうは、なかなか酸味のあるお味で、完食は残念ながら無理でした。
全体的にシンプルであっさりとしたお料理が多く・・・・・・正直、2つ星に期待していったけど、サービスも含めて不満や物足りなさか残る印象。
今では当たり前ですが、店内には100種類以上のワインが揃えられ、、当時は日本料理とワインの組み合わせの先駆けとなった有名なお店です。
そうゆうところで、ミシュランの評価が高かったのでしょうか?? 不思議・・・・・・
「霞町 すゑとみ」 至福のランチ
2008年 10月 30日

こちらも去年、ミシュランでは1つ☆とっていました。
友人とは、その日直接お店で待ち合わせしていたのですが、彼女が10分ぐらい遅刻・・・・・・・・
私がカウンターで一人、手持ち無沙汰気味にしていたら、若女将さんがさり気なく婦人雑誌を手渡してくださいました。
こうゆうさり気ない気遣いが嬉しいですネ。。。。(^^)
霞町って・・・・・・・今お店がある西麻布周辺を、昔霞町と呼んでいたそうです。

ホタテのすり流し
なめらかな食感の美味しいホタテのすり流しの上には、ウニやイクラが添えられ、華やかで
リッチ感のある美味しい料理に仕上がっていました。

もち米の生姜風味

八寸は、手前から新秋刀魚の焼き物にトウモロコシのかき揚げ・・・・・・・左側奥には、蟹の蒸し物イクラ添え、イチジクの白味噌、可愛いホオズキの中には、小芋の炊いたものが隠れていました。
一つ一つ丁寧に工夫された美味しい料理ばかりでしたが、特にトウモロコシのかき揚げはみずみずしくって濃厚な甘さが印象的。

スズキのお吸い物

穴子のおとし

茄子の素揚げ 料理も美味しいけど~器が素敵。。。。。

太刀魚の焼き物
外側はパリっ、中はふっくらと焼き上げられ、改めて太刀魚ってこんなに美味しいんだぁ~と実感・・・・・・・焼き方の技術が素晴らしいと思います。

穴子ご飯

黒蜜のレンコン餅
すだちが効いていて、甘さおさえめの爽やかな風味が美味しいデザート。
全体的に華やかさやサプライズのような料理はありませんが、一つ一つ丁寧に季節感を取り入れた料理の数々。
ご主人の真面目なお人柄が伝わってくるような誠実さを感じます。
お高い東京の日本料理屋さんの中では、相当努力されているようで、コストパフォーマンスも良い感じでした。
帰り際、30代前後の白い割烹着を着た若女将さんが・・・・・・お見送りでエレベーターが閉じるまで頭を下げていたのが印象的。。。。。
地味だけど、安心して利用できる良いお店だなぁ~と思いました(^^)
実は、こちらを訪問したのは8月末のことです(季節外れですんません 汗)
他の方のブログを見たら、先月から店内での写真撮影が不可になったようです。
霞町 すゑとみ
東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル3F
TEL 03-3567-4128
営業時間:12:00~13:00L.O./18:00~21:00L.O.
定休日:月曜日
ランチ 5250円と10500円
ディナー 15000円
銀座 とよだ
2008年 07月 06日
しばらく関西に住んでいたら、華やかな京料理にパンチの効いた浪速割烹と・・・・・美味しい日本料理屋さんがたくさんあり、季節感を大切にしながら、素材の良さを生かした和食がすっかり好きになりました。
美味しい日本料理が食べたくって、友人と待ち合わせをしたのは、銀座 とよだ(こちらもミシュラン一つ星をとっていました)

お店は、路地裏のこじんまりとした雑居ビルの2Fにあるのですが、お店の前に近づくにつれ
お香(こう)のいい香りがして、清々しい気分とともに緊張感が出てきます。
店内は、清潔感のある上品な白木のカウンターを中心にテーブル席もいくつかありました。

長イモともずくのゼリー寄せ
ちょうど蒸し暑い日だったので、最初に涼しげな器に供された料理は、するりと喉ごしの良い清涼感と共に、あとからばふんウニのとろける食感と、口いっぱいに広がる甘さは幸せそのものです。

タラとワカメのしんじょうと冬瓜のお吸い物
タラのしんじょうは、フワっとした滑らかな食感で、上品な薄味ながらも、奥深いお出汁の香りが美味しい。

本マグロ、マコガレイ、カンパチのお刺身

鮎の塩焼き
添え物のヤマモモ・・・・・最初飾りもので食べられないものかと思いましたが・・・・・・・・
初めて食べました~みずみずしくって甘い。

真鯛とナスの湯葉あん掛け

華やかな器

2人分のご飯を御釜で炊き上げてくれます。

あの日のご飯はシジミの炊き込みご飯
シジミのお出汁がよく出ていて美味しい!
二人でほぼ完食。

ココナッツミルクのアイス・タピオカ入り

黒砂糖のケーキ
カウンター中央で、店内のお客さんの食事状況を見極め、他のスタッフに適切に指示を出しながら、次から次へと美味しい料理を作りだす岡本料理長。
最近は、関西の日本料理店が都内にゾクゾク出店していますが「東京の日本料理も頑張っています」とキッパリ。
物静かで控え目な雰囲気ですが、質問すれば適切に答えてくださる~誠実なお人柄を感じま
した。
サービスは、スーツ姿の優しい笑顔の男性(たぶんオーナ?)を中心に和服の女性と・・・・・ほど良い距離感を保ちながら、気持の良い接客でした!
ランチは5000円、7000円、10000円のコースで、今回は真ん中のコースです。
ディナーは10000円、15000円、20000円
予約時にコースを決めるシステムになっていました。
六本木 エディション・コウジ シモムラでランチ
2008年 04月 30日
方向音痴で地図の読めない私でも、このお店だったら現地集合でOKでした!
にゃん姉さんは・・・・・・都内のフレンチやイタリアンにとっても詳しいので、この日も都内のグルメ事情を、たっぷりとご教授いただきましたヨ ♪

オーナシェフの下村さんは、1990年~8年ほど渡仏し「ラ・コート・ドール」「トロワグロ」など他にもフランスやイタリアの3つ星レストランを中心に修行を重ねられたそうです。
帰国後は、フランス大使公邸で開催されたアランデュカスのレセプション料理などを担当した、輝かしい経歴の持ち主

店内も、シンプルモダンなセンスの良い空間。

アミューズはケッパーと生ハムのプチハンバーガ、パルメザンのお煎餅添え。
最初から、洗練された料理が出てきて・・・・・・次の料理に期待が胸膨らみます。

前菜は、冷製ブータンノワールと紅玉リンゴのコンビネーション
このお皿がテーブルに運ばれてきた時、思わずため息が出たくらい~盛りつけの美しさ、立体感のあるアートな世界に感激してしまいました。
最近ブータンノワール(豚の背脂や豚血を腸詰めした料理)を出しているお店が多くなりましたが、こちらのは~珍しい冷製タイプで、極めのこまかい繊細な食感でリンゴのピューレとも好相性。
お皿の上の茶色の植物はアマランサスの発芽だそうです。

メイン料理は的鯛の軽やかなフリット ブロッコリーとレモンのコンフィテュール
的鯛が柔らかくしっとりと焼きあげられており、カダイフの衣がサクサクっとした軽やかな食感にし仕上げられていて美味しい。。。。。
爽やかな美しいブロッコリーのソースと、的鯛の下にはレモンのコンフィテュールが隠れており、酸味が良いアクセントになっていて豊かな素晴らしい料理に仕上がっていました。
カダイフとはギリシャやトルコなどが起源とされる極細の麺。

デセールが運ばれると、ソルベカカオ(カカオを瞬間冷凍したもの)をスタッフが直接サービスしてくれる演出がありました。

カカオウォータ→
ヴェネズエラ産のカカオニブから水で抽出したものらしい~
なんだか神秘的なお味。。。。。

デセールはクリーム未使用のガナッシュショコラのムース、ソルベカカオ添え
最初、他の料理と比較すると平凡?なんて、浅はかな発言をしてしまったら、珍しいカカオウォータやソルベカカオなどがあとから登場。。。。。
ガナッシュショコラのムースはクリーム未使用のため・・・・・・濃厚で甘さ抑えめのクオリティの高い大人のデザートに仕上がっていました!

プティフルはチコリと豆乳のムース、上にはカボチャのムースと種が可愛く乗っかっています。
東京に来て、初めての本格フレンチのお店がこちらだったのですが・・・・一皿一皿の料理の完成度の高さやシェフの洗練されたセンスの良さなど~モダンで美味しい料理の数々。
食事後シェフや他のスタッフが来られ、気さくに料理だけでなく、インテリアやサービス、カトラリーの話しをお聞きする事ができました~
ランチでも十分に満足感が得られる、素晴らしいフレンチ (^^)
汐留 コンラッドホテル チャイナブルーでランチ
2008年 04月 10日
午前中雨が降ったり止んだりで曇り空でしたが、午後3時頃から青空になりました!

ミシュランで一つ☆をとったコンラッドホテル東京のチャイナブルーでランチしてきました。

ヒルトングループの最高級ブランドのコンラッドホテルは・・・・・・日本を意識した和と洗練されたモダンを融合したラグジュアリーな魅惑のホテル。いつか泊まってみたい~♡


最初に海鮮醤、豆板醤、チリソースが出てきて、お好みでどうぞ~~とのことでしたが・・
友人はチョコチョコ付けていましたが、わりとスパイシーな料理が多かったので、私は使用する事なく食事が終わってしまいました。
右側は、牛スネ肉ときゅうりのマリネ。

前菜は、イカの一夜干し香り炒め山椒風味
レストラン内も~まるで曇り空のように薄暗くって・・・・・綺麗に料理が撮れません ^^;

上海蟹入りフカヒレスープ
最近フカヒレスープと言うと、中途半端な薄味でがっかりする事が多かったのですが、こちらのは、フカヒレも蟹肉もたっぷりでコクがあり、ピリ辛の風味もアクセントに効いている極上のスープに仕上がっていました。美味しい~(^^)

高麗豚フィレ肉の中国風ステーキ
高麗人参を食べて育った高級豚らしく・・・・・・・肉質はきめが細かくって柔らかかったです。
付け合わせはマンゴーを甘く煮込んだものが添えられており、ソースは甘辛でフルーティな感じ。

ネギと生姜の煮込みそばXO醤炒め
ボリューム感のあるピリ辛の汁なし麺料理で・・・・食べても食べても減らないの。。。。

デザートは洋梨のコンポート
こちらは洋風ぽい感じで、上にウーロン茶のジュレが乗せてあったのが、かろうじて中華を感じる瞬間でした。


最後はジャスミン茶とワンタンの皮を揚げた甘いお煎餅・・・・・美味しい!
こちらのシェフは香港出身だそうですが・・・・・・シンガポールでも腕をふるっていたらしく、広東料理をべースにしながら、斬新でお洒落な料理の数々が印象的。
なんとなく日本人が好む中華料理って言うよりは、欧米の人に受け入れやすい味付けや美しい盛り付けって感じがしました。

28Fの大きな窓からは、浜離宮恩賜庭園や東京ベイエリアが見渡せる素晴らしいロケー
ション。
ゴージャスなエントランスやブルーのシャンデリアに巨大なワインセラー・・・・・・、やっぱり曇り空の日のランチよりは、キラキラ夜景の美しい夜が最高だと思います。