京都 桜田で懐石料理
2006年 11月 30日
豊臣秀吉とその妻ねねをお祀りしている事でも有名な高台寺と向かい側にある圓徳院の夜間特別拝観に行ってきました。
昼間拝観しても素晴らしい所ですが、ライトアップされた紅葉や庭園は、とても幻想的な雰囲気で、あたかも幽玄な世界へいざなわれている気分~
夜間時別拝観は12月3日までです。
(高台寺は今晩行ってきたホヤホヤのものですが、食事で利用した桜田は11月上旬の事です)
京都でのランチ第2弾は、美食家マダムのRisaさんとご一緒した桜田。
こちらのご主人は、滋賀の名料亭招福楼で修行された方で、京都の料理人たちも通われているお店なのだとか・・・・・・
とにかく奥まった路地裏に、ひっそりと隠れ家のように佇んでおり、行き着くまでに何人の人に聞きまくってしまったことか~(汗) 分かりづらい場所にありました。
八寸はとんぶり、いくら、酢ゴボウ、ほうれん草としめじの白和え、鰆の幽安焼き
などなど・・・・期待が大きかったせいか~思ったよりは普通でした。
←季節感のあるお碗
お碗はエビしんじょう
お上品な薄味ながらも、繊細な昆布出汁の風味が絶品。
お造りは、鮮度の良い烏賊と鮪の子供の????と説明を受けたのですが、何という呼び名だったか忘れてしまいました。ヨコワははよく聞くんですが、通常の鮪より、淡白な感じでした。
穴子と銀杏、栗のおこわ
最初これを見た時、まさか藁納豆! と思ってしまいました (笑)
←こんな素敵な絵柄のお皿で、しかも藁の中に入っているおこわをいただきました。
←こちらも華やかな器。
蓮根饅頭 →
小芋や干し椎茸が添えられ、とても滋味深い味わいでした。
←最後は蟹身がたくさん入った優しいお味の
蟹雑炊
デザートはミルクプリンの上に、ピオーネや柿のジュレ、ざくろが乗っていて、さらにその上からマスカルポーネのソースがかけてあるもの。
今まで正統派の日本料理に対して、デザートはかなり洋風~
お上品な~ほどよい甘さ加減が美味しい。
私たちが今回利用したのはカウンター席だったのですが、奥にテーブル席もいくつかあり、お座敷などもありました。
お料理は、とてもオーソドックスで地味という印象も受けましたが、、一品一品がとても丁寧に仕上げられ、完成度の高い美味しい料理ばかり。
日本料理って季節ごとにお料理と器があでやかに変わり、目でも楽しめるところが本当に贅沢なだなぁ~と感じます。
平日のお昼でもほぼ満席に近く、割と年配の女性グループ(地元の人)が多かったような?
多分どんなシチュエーションでも信頼して利用できる、安心感が得られるお店だからかもしれません。